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COLUMN

秋田県ダリアの産地に視察に行ってきました。

皆さんは秋田のダリアがどのように生まれているかご存知ですか。
世界的に有名なダリアの育種家である鷲澤幸次さんがダリアの普及を目的に開園した秋田国際ダリア園で新品種を生み出し毎年10月におこなわれる選考会で厳選されたのち名づけされ生産者さんが育成をはじめます。
新品種の交配には6色も混ぜるものがあったりするそうです。
しかし生産に入っても最初は全部廃棄になってしまうほど難易度が高い場合もあるそうです。新品種といってもそんな簡単なことではない事がよくわかりますね。
NAMAHAGEダリアをはじめ、秋田のダリアがこのように全国の方から愛されるようになったのは秋田国際ダリア園の鷲澤さん、生産者さんはじめ、JA秋田や県、市の担当の方々がこれまで多くの努力をされてきた結果だと思います。
秋田の誇りを生み出してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな秋田で花のお仕事をさせていただいているからには身近にあるダリアの生産地を知り広めていかない理由はありません。

ということで今回ようやく念願叶い雄和種沢あるにダリアの生産ハウスの見学をさせていただくことができました。

JA秋田なまはげの石川達也さんとダリア部会長の古屋久勝さんに案内いただきました。部会長の気さくな笑顔に終始癒されました。

最初にダリアのロスフラワーを見せていただきました。
咲きすぎたり開き方がよくなかったり花形がまるくなかったり花びらが少なかったりと市場の要望や流通企画に見合わない花ははじかれてしまうようです。

正直、私たちにはどれも素晴らしダリアにしか見えませんでした。
咲きすぎても切られてからの鮮度には差がそんなにないらしく
ワニ口などと呼ばれている丸くなれなかった花もこれはこれで綺麗だなと思いました。

1棟のハウスにはダリアが200~300株が植えられていて株と株の間隔をどのくらいあけるかによって植える数がちがってくるそうです。
こちらのハウスでは1株から7~10本程、枝が伸びていました。
ダリアは花の生産の中でも難しいらしく、品種によっては3割近く失敗してしまう事も。
出荷は8月頃から始まるのですが、ダリアにとっての適正温度は12℃前後で
暑い季節だと日中元気がなくなっていて切ることができず気温が下がる夕方から夜の23時くらいまで収穫作業を行うこともあり、それがなかなか大変だと古屋さんがおっしゃっていました。
ダリアは花持ちが悪いイメージを持たれている方も多いようですが、それは出荷がはじまる8月、9月の暑い時期だけで10月になると気候もよくなり、しっかりと水あげをすれば2~3週間は綺麗に咲いてくれます。
このあと伺った鷲澤さんによると、花持ちの良いダリアの開発が進んでいて、まだ色味は限られているのですがこれから増えてくるそうです。これは楽しみですね。

花を大きくするために脇芽を手作業で1つずつ摘んでいきます。大変だけど大切な作業です。

新品種の【のんちゃん】と【令和】
秋田ののんちゃんといえば佐々木希さん。
金足農業の熱い戦いを思い出させてくれるコウセイやトランプ、イバンカもあるんですよ。
名前がその時代を物語っていて面白いですね。

ダリアの増やし方をはじめて知りました。
下の方の脇枝を土に挿すと増えるそうです。

ダリア生産者さんの苦労やどんなことに気を付けているかなどたくさん学ぶことができ、普段当たり前に扱っているダリアがより一層大好きになりました。

古屋さんのハウスを視察後に秋田国際ダリア園にお邪魔しました。
ここからNAMAHAGEダリアが生まれているんです。

広大な敷地には1000種類以上のダリアが咲き誇り圧巻の景色。
ここ以外にも同じくらいの広さので球根だけを採取する圃場などが2カ所あるそうです。

現在の秋田国際ダリア園は鷲澤幸治さんのご子息である康二さんが園長を務められていて広い敷地内で芽かきや葉とりなど多くの業務を限られた人数で行っているそうです。康二さん達の苦労があってこそ秋田のダリア、NAMAHAGEダリアが生まれていくのですね。本当に尊敬します。

今回、ダリアの産地を視察させていただき美しいダリアが生み出され世に出回るまでの流れを学ぶと同時に、その過程の中でロスフラワー(廃棄)になる花も出てしまうことも知りました。
食もそうですが流通には売れる為の出荷基準が必要でその基準にあわせることが大切なのは勿論ですが、規格外でも新しい価値観で活かせたら生産者さんの苦労も無駄にならないし、飾って喜んでくださる消費者の方も必ずいると思います。
生産者さんとお客様の間にいる私たちがそれぞれに情報を届けより良い環境を作っていく為には交流をして知ることが大切です。
これから秋田のダリアの素晴らしさを伝えていくと共にロスフラワーの新しい魅力も発信していけたら益々楽しくなりそうです。

今回、ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

お花の定期便10月号

10月の ドライフラワー になりやすいお花の定期便です。
今月は秋を感じる10種類のお花をご用意しました。

今回のお花の内容はこちら。

●野バラ
5月にイチゴの花のような白い花を咲かせ、秋になると緑色の実ができ、だんだん赤くなってきます。1本で雰囲気があるので1輪挿しでも素敵。
トゲがあるので触るときには注意が必要です。

●ジニア
別名ヒャクニチソウと呼ばれていて昔はお盆花や葬儀に使用されることが多いお花でしたが、独特な雰囲気のある色味から今ではブライダルやガーデニングでも人気のお花。ドライフラワーになると花びらが縮んでスカビオサのような見た目になります。

●カーネーション
母の日の代表のお花ですが、実は今がとっても良い季節。
生花の状態でも長く持ちます。
ピエット(左)かキャラメル(右)どちらかのカーネーションが入っています。ドライになるとどちらも素敵ないい色に。

●ケイトウ(アマランサス)
アマランサスは別名「ヒモゲイトウ」とも呼ばれています。お水にいれて楽しみたい場合は浅水がおすすめ。ドライフラワーになっても散りにくくしっかりしているので、スワッグなどに重宝します。ホットチリ(赤)ホットビスケット(茶色)の2種類をご用意。

●オクラカルパ
観賞用のオクラ。オクラのドライはした事があるのでが、この品種は私たちも実は初めてです。小さなオクラがとっても可愛いです。無事にドライになったか教えてくださいね、、、(^^)

●チアガールアプリコット
アプリコットの色味がとってもcuteなバラです。お花の中心にいく程色が濃く見えます。少し咲かせてからドライにしてくださいね☺

●ビバーナムティナス
艶のある黒い小さな実がたくさんついているビバーナムティナス。枝ぶりがしっかりしているので、スワッグやブーケにオススメ。実だけのリースなんかにも。実がこぼれやすいので優しく扱いましょう。

●パンパスグラス
非常に質の高い静岡産のパンパスグラスにワイヤーをかけ、使いやすい大きさにしてお届けしました。花言葉は雄大な愛、強気な心。

●ブルーファンタジア
もはや定期便の常連となっているブルーファンタジア。そのくらい人気でおすすめの花材です!
ドライフラワー になると、紫のお花がシルバーに変化します。

●ユーカリ(ポリアンセモス)
「コアラの食べる葉」のイメージもあるように、オーストラリア・ニュージーランドが原産。銀色のハートの形が印象的。
葉をガーランドにしたり押し花にして、しおりや絵葉書にしても可愛いです。




以上10種類のお花のご紹介でした⚘
秋はほっこりカラーのお花を集めたくなります。
全部 ドライフラワー になったら花瓶にざっくりと入れたり
生花の状態で1つにまとめてスワッグにしても可愛いですよ!

ぜひ挑戦してみてくださいね☺